前回、四半期決算で『資産除去債務の適用による特別損失の計上』をよく目にすると記載しましたが、もう1つよく目にするのが『有価証券評価損の計上』です。
有価証券評価損は期末の時価が簿価を3~5割を下回った場合に特別損失として計上されます。ただ、多くの企業では四半期ごとに時価と簿価の差額を再計算する「洗替法」を採用しており四半期で評価損が発生しても簿価自体は変わりません。3月期決算企業については11年3月末までに株価がある程度回復していれば通期決算で評価損は発生しません。
4月以降の株価下落のあおりで上記、有価証券評価損の計上が発生しています。株安による業績への悪影響を軽減する目的で保有株式を売却する動きも目立っています。株価低迷を背景にメリットの少ない企業同士の相互保有(持ち合い)を見直す動きもあるようです。
文責:熱田