先週、東京電力は2011年3月期の連結決算について、監査法人が適正意見を表明したと発表しました。監査報告書には追記情報が盛り込まれており、「継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在している」との指摘があるそうです。
この追記情報は何かというと、監査人が説明又は強調することが適当と判断し、監査報告書に情報として追記した事項をいいます。追記情報の記載対象は財務諸表に実際に記載されている項目に限定され、継続企業の前提(いわゆるゴーイングコンサーン)などが、追記情報の例として挙げられます。
すなわち、東京電力は原発事故の損害賠償負担で財務体質が大幅に悪化し、将来にわたって事業を継続していくという前提に疑義があるということを監査人が改めて注意喚起するために監査報告書に記載しています。
文責:熱田