職人が経営者になるとき

2011年04月27日

本日、有名な高級焼き鳥やさんの社長と打ち合わせをしました。

震災後、一時的に売上がダウンしましたが順調に回復しホッとしましたが、いまどきの若者の話に及ぶと「どの世界も同じ現象だな」と痛感させられました。

飲食店に限らず、どの道も一流のプロになるには人の何倍も努力をしなければなりません。

その社長さんは従業員を採用するとき「後継者」を意識していました。ただ生活するためだけに一緒に働くのではなく、一流のプロになってもらいたいという気持ちが強くて悩んでいました。

「独立して自分の城を持つ」のが夢という時代は終わったのでしょうか?と投げかれられて私も答えに窮してしまいました。

いろいろな人生観があるのでなんともいえませんし、押し付けるわけにはいきませんが、私達の世代は一流を目指すものはそれなりに覚悟をきめてその世界に飛び込んできたものです。

自分の城を構えるのが前提でしたから、徹夜や休日出勤あたりまえで、苦しくてもプロの道を進んでいるという悲劇のヒーロー的な満足感があったものです。

クルマをほしがらない、海外旅行にも行きたがらない・・・などは理解に苦しみますが、それは時代と共に価値観が変わっただけで彼らが悪いのではないのでしょう。

「こちらから近づかなければだめですよ」という話をやんわりしたら「そうですよね」とさびしそうな表情を浮かべていました。

大学生になった息子も社会人になったら私の世代の上司にそういわれるのだろうなぁと思ったらエラソウなことはいえないと感じた一日でした。